にせねこメモ

はてなダイアリーがUTF-8じゃないので移ってきました。

Pleromaでadmin-feを使う

Admin-fe使ったことなかったけど使う必要が生じたのでメモ
Pleroma自体の設定を変更することは考えてなくて、ユーザーや投稿のモデレーションができればよかったので、フルで使えてるのかはわからない。


環境

Pleroma 2.5.0(ソースからインストール)

手順

ユーザーにadmin権限を付す

自分をadminに設定してなかったので設定する。

ユーザーの名前(nickname)をfoobarとする。

cd /opt/pleroma
sudo service pleroma stop
sudo -Hu pleroma MIX_ENV=prod mix pleroma.user set foobar --admin

admin-feから設定を変更可能にする

config/prod.secret.exsを編集する:

sudo -Hu pleroma nano config/prod.secret.exs

ここで、

config :pleroma, configurable_from_database: true

に変更(falsetrueにする)。

設定をデータベースへマイグレーション

sudo -Hu pleroma mix pleroma.config migrate_to_db

ここで

Migration is not allowed until all deprecation warnings have been resolved.

というメッセージが出たので、マイグレーションが動いてるかどうかがはっきりしない。
まあ動いてるからいいか…

起動

sudo service pleroma start

使い方

adminユーザでpleroma-FEにログインすると、右上にadmin-FEへのリンクされたアイコンが表示される。
URLでいくと、instanceのドメイン/pleroma/admin/にアクセスするといいっぽい。

非公式サーバーで始めるBluesky

(2023-04-11追記) boobee.blueも招待制に移行したそうです(元投稿)。

Bluesky概要

2023年3月初め、BlueskyというSNSアプリが招待制で公開された。
招待制のため、招待コードをゲットしないと使うことができない。

しかし、Blueskyのソースコードは、それを構成するAT Protocolという仕組みとともに公開されているので、有志が立てたサーバーを使って実際の動作を確認することができる*1


日本のKingYoSunさんが立てたBlueskyサーバがboobee.blueである。

今回はこちらを利用してBlueskyを体験してみることにする。

(2023-04-11追記)
boobee.blueが建てられた当初は招待コードなしで登録できたが、ユーザーが急増しているため、2023年4月11日からは招待制に移行した。ユーザーごとに1週間に1つ招待コードが発行されるとのこと。
(追記終)

アカウント作成

iOSの人は公式アプリがあるが、iOSがなくても公式Webアプリが利用できる(今のところ)。今回はこの公式Webアプリを使ったやり方を書いていく。

  1. https://staging.bsky.app/ を開く。
  2. [Create new account]をクリック
  3. [Your hosting provider]は[Other]を選択。アドレスとしてhttps://boobee.blueを入力して、[Next]をクリック。
  4. 自分のメールアドレスと使いたいパスワードを入力し、[I am 13 years old or older]に(13歳以上の場合は)チェックを入れ、[Next]をクリック。
  5. [Your user handle]と表示されるので、使いたいユーザー名を入力し、[Next]をクリック。
  6. アカウントができた!

プロフィール設定

  1. 左上の自分のアイコンをクリック。
  2. [Edit Profile]をクリック。
  3. イコン画像と、ヘッダー画像を登録できる。また、[Display Name]は表示される自分の名前、[Description]は自己紹介を書く。
  4. [Save Changes]でプロフィール設定を変更する。

自分のドメインをハンドルにする

ハンドルというのは、IDみたいなもので、Twitterのユーザー名(screen_name)に相当する。後で変更もできる*2

  1. [Settings]→[Change my handle]→[I have my own domain]をクリック。
  2. [Enter the domain you want to use]のところに使いたい自分のドメインを入力する。
  3. 指示に従って、ドメインのネームサーバーの管理画面に移り、DNSレコードを編集する。_atprotoサブドメインについてTXTタイプにdid=did:plc:で始まる値をコピペして入力し、設定する。
  4. Blueskyに戻って[Verify DNS Record]をクリック。[Domain verified!]と表示されたら[Update to (ドメイン名)]をクリックするとドメインが変更される。

他人を探す

[Search]タブに行くと同じサーバーの人間がずらずらでてくるので、適当にフォローするといいかもしれない。

アカウント削除

  1. [Settings]を開く。
  2. [Danger zone]の下の[Delete account]をクリック。
  3. [Send email]をクリック。
  4. メールで送られてきた確認コードと、パスワードを入力して[Delete my account]をクリック。
  5. 削除完了。

*1:将来的にはサーバーが違っても相互に通信できるようになる予定だが、まだ実装されていない。

*2:変更した後、使われなくなったハンドルは他人が取得可能となる。

MattermostにSlackのログをインポートしようとしたらpq: invalid byte sequence for encoding "UTF8": 0x00というエラーが出て止まったが元データが原因だった

MattermostへのSlackログのインポート

Migration guide — Mattermost documentation
このページのMigrate from Slackの手順にしたがってSlackのエクスポート形式からMattermostのbulk export形式に変換し、mmctlを使ってアップロード・インポートを行おうとした。

Slackログの変換やMmctlは、Mattermostのサーバーとは別のPCで実行しているが、ローカルネットワークで接続されている。

問題

mmctl job show <job-id>

で見ると次のような文面が含まれていた。

error:We could not count the users. — importMultiplePostLines: Unable to save the Post., failed to save Post: pq: invalid byte sequence for encoding "UTF8": 0x00

どうやらPostgreSQLに記録しようとした文字列に0x00という不正なバイトが含まれていたらしい。

よくわからなかったのでjsonlファイルを半分半分にして2分探索していったところ、\u0000という文字列が(何度も)含まれる発言が1つあった。なので、その中の\u0000をすべて削除したところ、インポートはうまくいった。

結局、大元のSlackのエクスポートファイルにも\u0000存在していたので、謎ではあるが、mmetlやMattermostは悪くなさそうという結論になった。

そのほか

2分探索で原因を探るために大量のインポート用のzipファイルをMattermostにアップロードしてしまったので、これを消したい。
Dockerでインストールした場合、mmctl import uploadでアップロードしたファイルは(コンテナ外から見て)volumes/app/mattermost/data/importにあるので、普通に消せばいい気がする。

Mattermostを自宅サーバにインストールしてCloudflare Tunnelでアクセス可能にした

Slack代替としてのMattermostをローカルにインストールしてみよう、と思ってやってみたのでメモ。外部からアクセス可能にするにも、直接公開するのでなくCloudflare Tunnelを使えば、自宅サーバを直接外部に見せなくて良いのでマシかなと思ってやってみた。

環境

今回はDockerを使ってインストールする。

Dockerのインストール

すでにインストールされてたのでやらなかったが、

sudo apt update
sudo apt install docker.io
sudo systemctl start docker

でいいらしい。

バージョンは

$ docker --version
Docker version 20.10.12, build 20.10.12-0ubuntu4
$ docker-compose --version
docker-compose version 1.29.2, build unknown

とのこと。

Mattermostのインストール

プレビュー

docker run --name mattermost-preview -d --publish 8065:8065 mattermost/mattermost-preview

で、http://localhost:8065などにアクセスして動作を確認する。

プレビュー用コンテナの削除
docker stop mattermost-preview
docker rm mattermost-preview

インストール

クローンしてきて、.envファイルを変更する。

git clone https://github.com/mattermost/docker
cd docker
cp env.example .env
nano .env

.envファイルの変更点は、

  • ドメインDOMAIN=の部分を実際に使うドメインに書き換え
  • MATTERMOST_IMAGE=の行をMATTERMOST_IMAGE=mattermost-team-editionに書き換え
ディレクトリ作成
mkdir -p ./volumes/app/mattermost/{config,data,logs,plugins,client/plugins,bleve-indexes}
sudo chown -R 2000:2000 ./volumes/app/mattermost
立ち上げ(nginxなし)
sudo docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.without-nginx.yml up -d

終了はsudo docker-compose -f docker-compose.yml -f docker-compose.without-nginx.yml down

ここではNginxなしでやっているが、200人以上が使うなどの場合はNginx使った方がパフォーマンス的にいいらしい。実際のところどうなのかわからないが…。

Cloudflare Tunnelの設定

Cloudflare

  1. Cloudflareのコントロールパネルを開いて[Add website]を押し、使いたいドメインを追加する。
    • mm.example.comが使いたい場合にはexample.comを追加する必要があるっぽい。
  2. プラン選択画面がでてくるので[Free]を選択、[Continue]する。
  3. [Review your DNS records]と出るので、トンネルを設定したい(ドメイン/サブドメインの)AやAAAAレコードを消して[Continue]する。
  4. ネームサーバー情報が出てくるのでコピーして、自分の使っているドメインのネームサーバーをそれらに変更する。
  5. [Done, check nameservers]をクリック。

DNS情報が更新されるまで待つ。

Cloudflared

インストール
cd ~
wget -q https://github.com/cloudflare/cloudflared/releases/latest/download/cloudflared-linux-amd64.deb
sudo dpkg -i cloudflared-linux-amd64.deb
ログイン
cloudflared tunnel login

表示されるURLにアクセスして、Cloudflareにログインする。
ドメインを選択して、[Authorize]をクリック。

トンネルを作成
cloudflared tunnel create mm-example

mm-exampleの部分は適当に識別しやすいようにつける。
ここで表示されるトンネルIDとJSON pathを控える。JSON pathは~/.cloudflared/.jsonと思われる。

設定ファイル編集
nano ~/.cloudflared/config.yml

内容を以下のようにする。<Tunnel-UUID>は先程のtunnel createで表示されたものを設定する。

tunnel: <Tunnel-UUID> # トンネルID
credentials-file: /home/nixeneko/.cloudflared/<Tunnel-UUID>.json #JSONのパス

ingress:
  - hostname: mm.example.com
    service: http://localhost:8065
  - service: http_status:404
DNS設定、CNAMEに追加
cloudflared tunnel route dns mm-example mm.example.com
トンネルを起動
cloudflared tunnel --config ~/.cloudflared/config.yml run mm-example
トンネルの自動起動設定
sudo cloudflared --config ~/.cloudflared/config.yml service install
systemctl start cloudflared

不要時はcloudflared tunnel --config ~/.cloudflared/config.yml delete mm-exampleとかして、トンネル一覧cloudflared tunnel listから消えてることを確認するといいらしい。

感想とか

アクセスがもっさりしてる。トンネルを通じてよけいな通信経路が延びてるのだから仕方ないが。
これで安定動作させられるのかは不明である。

実用上はこの後設定をしないといけないと思われる。SMTPの設定や、モバイル通知の設定、などなど。Slackからログをインポートしたりもできるらしい。

Cloudflare Pagesを使ったNostrのNIP-05認証

Nostrのドメイン認証としてNIP-05認証がある。
無料でやる場合はGitHub Pagesが便利だが、Gitに慣れてないとワークフローが分かりづらいと思う。

というわけでCloudflare Pagesでやってみた。

Nostr.jsonを用意

nostr.jsonを次のような内容で作成する。ただし、自分のアカウントに合わせて変更する必要がある。

{    
  "names": {
    "nixeneko": "9a00ce174a1dcad4cc4925a475a7b89eedbf0e2aa2d03ad904fc64cdaef946fc"
  }
}

ここで、"names"の中の左側は使いたい名前(英数字と-_.が使える)にし、右側はHEX表記の自分のアカウントの公開鍵を入力する(Irisなら設定の[アカウント]から「公開鍵」の[Copy hex]で取得できる。あるいはnpub形式をhttps://damus.io/key/で変換できる。)


nostr.jsonを次のようなフォルダ構造に入れる(一番上のフォルダの名前は何でもいい)

cloudflarepagestest/
    + .well-known/
          + nostr.json

登録

  1. CloudflareのWebサイトを開く。
    • 以下、サイトが英語で表示されるときもあるかもしれないが、右上の言語や[English (US)]などとなってるところから「日本語」を選択すると日本語表示にできる。
  2. [サインアップ]をクリックする。
  3. 自分のメールアドレスと、パスワードを入力して[アカウント作成]をクリック。

Pagesを開く

  1. 左側のメニューから[Pages]をクリック
  2. 最初だけ、メールアドレスの確認が求められるので、指示に従って、送られてきたメールのリンクをクリックする。
  3. [Pages]が開かれる。
  4. [プロジェクトを作成]をクリック


Pagesの設定


「プロジェクトを作成する方法を選択する」と表示されるので、[アセットをアップロード]をクリック。


「プロジェクトをアップロードしてサイトをデプロイする」と表示されるので、プロジェクト名を入力する(他人に使われてなければこれがそのままドメイン名になる)。その後、[プロジェクトの作成]をクリックする。


「プロジェクト アセットをアップロードする」と表示されるので、ここに最初に用意したフォルダ(cloudflarepagestest)をドラッグ&ドロップする。

[サイトをデプロイ]をクリック。

うまくいけば「成功しました」と出る

表示されたドメインをコピーして、[nostr.jsonに書いた名前@コピーしたドメイン]の形式(ここではnixeneko@mynostrtest20230221.pages.dev)をNostrクライアントのプロフィール設定のドメイン認証欄に貼り付けて、設定を保存する。

(Irisの場合)

できた。

『モンゴル文字とUnicode』

サークル“ヒュアリニオス”として頒布した『モンゴル文字Unicode』(初出: コミックマーケット100)を公開します。
モンゴル文字の特徴や現在のコンピュータ上で扱う際の問題点などを簡潔に説明するのを目指した漫画です。

更新履歴

  • 2023-12-31 10ページの誤記を修正しました。ご指摘ありがとうございました。

サポートページ

hyalinios.hatenadiary.com

紙版販売

Boothで初版在庫分を販売しています(未修正の誤植などがあります)。紙でほしい場合はどうぞ。停止しています。

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PDFファイルのダウンロードはこちらから: mongol_bichig_ba_unicode.pdf (13.2 MB)

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ブログのデザインテーマを変更しました

やったこと

今まで使っていたテーマは“Epic”というものだったらしい。

これを現在のデフォルトテーマであるらしい“Smooth”に変更することにした。

なぜ変えるのか

  • 文字が小さい
    • 小さい文字が見づらくなってきた。
    • いつも120%程度にして使っていた。
    • 文字が小さいというのは、画面解像度が低い時代に合わせて作られたデザインであり、時代を感じる。
  • レスポンシブ対応してない
    • レスポンシブデザイン対応テーマにすることで、スマホも統一的にデザインを設定できる。

そんなわけで変更しました。

色やフォントの関係は慣れない部分もあるものの、字が大きくなったので見やすくなったと思います。